2022年04月23日
失語症者向け意思疎通支援者の派遣事業が始まりました
栃木県では2020年より失語症者向け意思疎通支援者養成研修が開始され、2年間で17名の支援者が誕生しました。本日はその支援者の派遣事業の第1回目として失語症友の会「那須ひまわり会」と共催し、国際医療福祉大学クリニックにて、第1回大田原失語症会話サロンを開催しました。会場参加29名(当事者6名、家族3名、意思疎通支援者4名、言語聴覚士7名、学生ボランティア8名、栃木県職員1名)、オンライン参加7名(当事者3名、言語聴覚士4名)の総勢36名が参加し、大変賑やかな会になりました。全体で自己紹介をしたあと、小グループに分かれて会話を進めました。会話のテーマが書かれたサイコロを振り、「好きな食べ物」、「趣味」、「子供のころの思い出」、「1日の過ごし方」などのテーマから様々なトピックスに会話が発展し、盛り上がりました。失語症当事者の方からは「みんなが自分の話に一生懸命耳を傾けてくれて嬉しかった」、ご家族からは「自宅にいるときの10倍は話していた。」というコメントを頂きました。

posted by Tochigi-ST at 18:25| 活動報告